僕は服に無関心だった。

今はだいぶマシになったけど、三年前なんかはそれはもう酷くて、外へ行くにもジャージ姿だった。といっても、三年前の自分は不登校&引きこもりだったから、外へは週一くらいでしか出かけなかったし、出かけても近くのコンビニとかだったので、服に無関心なのは仕方ないといえば仕方なかった。

一年半ほど前から外へ行く機会が増え、初めてチノパンを履きだした。その頃の自分はなぜか、″他の人とは違う人間になりたい″、″ただのオタクと思われたくない″という欲求が強くて、真っ白のセーターやチノパンを買ったりしていた。でも、よく考えると自分は陰キャラなので、真っ白の服を着るのはおかしいと最近気づいた。結果陰キャラらしく黒のパーカーとgパンで落ちついた。

けれど、最近また違和感を覚えだした。やっぱり自分は他の人とは違う、特別だと思われたいんだ、ということを思い出した。今は通信制の高校に通ってるんだけど、そこは陰キャラ8割ヤンキー2割といった感じで、陰キャラの奴らは5割型上の服が黒だ。そこで自分も黒の服を着るとそいつらと同類だと思われてしまう、それは嫌だ、と思うようになった。なんともひねくれた考えだなと我ながら思うけど、その性格を治す方法がわからないので、自分の性格に従って服のコーデを変えてみようと思った。

今はカーキ(緑)色のゆる系のパーカーとGパンを着て外出することが多い。部屋着は無地の長袖とサルエルパンツだ。けれど、今は昔着ていたクソダサの黒いスウェットを着ている。すごく居心地が悪い。軽くイライラする。

 

今回は服という観点で自分の成長が見れたけど、やっぱり成長期で人は少しずつ変わっていくんだなと、いろいろな面で最近思う。また、他の観点でも自分が変わったというところを見つけられたらいいなと思う。